2キロの直径を持つリング状の海上都市は、6万人の居住を想定している。
外縁のリングは居住施設や公共施設、中央のグリッドモデュールは業務・研究施設で構成されている。両者は、モノレールと、ワークステーションを装備した洋上ボートによって結ばれている。
外縁のリングから突き出た部分は、食料、エネルギープラントであり、都市の自給自足を可能にしている。
あたかもクラゲのように外洋を漂う、コスモポリタンな都市国家モデルを提案したものである。

山中湖から富士山の方向へ800mの長大な敷地に計画されたリゾート複合施設である。

敷地は道路に隔てられた3つのゾーンから形成されている。湖に近いゾーンはショッピングセンターとホテル、中央のゾーンにはもう1棟のホテルと会員制テニスクラブのクラブハウス、2棟のインドアコート、そして山側のゾーンはナイター設備付のテニスコートとクラブハウスアネックスから構成されている。

全体を計画するにあたっては、コーポレートアイデンティティに始まり、マネージメント、ゾーン計画、建築計画にいたる幅広いCI、VI計画を策定する事から始め、計画の実現を結びつけている。

ソフィア市中心部に位置し2街区にまたがる商業施設と博物館の複合施設計画である。1街区を形成する商業施設は、歴史ある建物のファサードを極力保存したまま、内部に商業機能を新たに挿入するかたちをとっている。

もう一方の街区にはローマ時代の遺跡を修景に取り込むかたちでオープンエアーな博物館を計画している。都市の再生、再構築というテーマをもとに具体的手法を示している。

大河の逆流で有名な銭塘江に面する敷地に計画された「新行政センター」のプロジェクトである。情報の門をイメージした高層の行政棟と、将来計画の居住地区・業務地区の両者は、美術館、劇場、ショッピ ングなどを内包した都市回廊、および屋上のモノレールによって、中央の広大な公共広場を取り囲んで互い に連結されている。中国が今後直面するであろう省エネ・ サステナビリティなど「環境共生」をテーマとした都市モデルを提案している。